病気以外にも、誰にでも起こり得る難聴の原因の一つとして「外傷による難聴」が挙げられます。例えば、交通事故やスポーツ中に頭を強く打ち、内耳に衝撃が加わることで発症するのが「頭部外傷による内耳障害」です。また、爆発や大音量のスピーカー事故など、瞬間的に強い音を聞いた場合に内耳の蝸牛が損傷し、難聴が発生するのが「音響外傷による内耳障害」です。

これらの外傷による難聴では、耳鳴りや耳の痛み、聴力低下などの症状が現れることが多いです。早期の治療が行われれば回復が見込めますが、放置すると症状が悪化することもあります。

「頭部外傷」や「音響外傷」による内耳障害は、症状が等級表に該当する場合、障害年金の対象となる可能性があります。